日本だと、小学生くらいの子供たちの人気習い事ベスト3が
- 水泳
- 英会話
- ピアノ
大体ここ数年はこういったランキングのようです。
塾も行っている子は多いので、習い事として考えると、塾が1位か2位くらいに入ってくるかもしれませんね。
日本では、中高校生になると部活中心になってくるので、習い事はやめてしまって塾中心になってしまいます。
もくじ
フランスで人気の習い事
人気のスポーツはサッカー、柔道、バレエなど
フランスにも小さい時から始められる習い事がたくさんあります。(塾はほとんどの子がいきません)
うちは三人子供がいるので、ありとあらゆる習い事をさせていました。
今思い返すと本当に色々やったなと思うのですが全部挙げてみると、
ピアノ、クラシックギター、ドラム、太鼓、工作、手芸、絵画、陶芸、演劇…
スポーツでは、柔道、空手、水泳、クラシックバレエ、サッカー、野球、テニス、ゴルフ、乗馬、フェンシング…
フランスで人気なのは、スポーツでは男の子が、サッカーと柔道。
女の子だとバレエか乗馬をやっている子が多い気がしました。
コンセルバトワールでレベルの高い芸術教育
フランスっぽい習い事が演劇(テアトル)ですが、これは芸能の道に進みたい人がやる習い事ではなく、子供のうちから表現力や教養を養い、人前での立ち居振る舞いや声の出し方を訓練できるという点で伝統的に人気のある習い事です。
テアトルは大人でもやっている人は多いので好きなんでしょうね。
音楽もピアノやバイオリンなどの音楽をやっている子は多くて、コンセルバトワールという公営の芸術学校が各市にはあるので、安価で内容の良いレッスンが受けられる土壌があります。
安くて続けやすい、やめやすい習い事
乗馬もバレエも月1万円以下
乗馬やバレエなんてお金がかかるように思われるかもしれませんが、そんなことないんです。
いくら高くても月謝にして1万円を超えるようなことはほとんどありません。
習い事は、学校の学年の始まりと同じ9月から開講で1年間で申し込むようになっています。
月謝制ではなく年単位で払います。
ただ年単位で申し込んで、1年分前払いで払うので、途中でやめるのは自由ですが、払い戻しはありません。
バレエも日本のようにお金のかかる発表会をするところはほとんどありません。
うちの子もコンセルバトワールでバレエを習っていましたが、発表会は市営の大きな劇場を貸しきるので、会場代を請求されることもありませんでした。
衣装代も材料費として8€(1000円ちょっと)くらい徴収されただけでした。
豪華絢爛なセットはなくても子供達の可愛い姿が素敵な劇場で見られて、これ以上望むことはなかったですね。
他の芸術系の習い事も1年の終わりに発表会をやります。
音楽だったらコンサートや、演劇の公演など。
習い事は1年ごとに申し込むので続けたければまた来年申し込めばいいし、違うことをやりたければ次の年には新しい習い事を始めます。
大体の習い事が、公営の組織が行なっているところが多いので、安価だし、継続を強制されることもなく気軽に続けられますし、やめることも簡単です。
フランスでは学校の部活動はなし
フランスは、中学校でも高校でも部活動はほぼありません。
フランスの学校の先生は、自分の仕事は勉強を教えることと思っているので、授業に関わること以外での活動は学校でもほとんどしていません。
日本の先生たちのように部活動の顧問として大きな時間を割かれることはありません。
生徒の生活態度について厳しく注意はしても、しつけは家庭の問題なのでクラスで問題のある子がいてもそれは先生に責任があるわけではなく親のしつけに問題があるという考え方です。
これについては私も同意です。
日本のようにいじめや素行不良も学校の責任としてしまうのはどうなのかなと思います。
バカンスの間は習い事もバカンスなので、本当にゆっくりできるんです!
スポーツや芸術活動に打ち込みたい子たちは、学校での部活動ではなく個人的に地域の習い事に毎年申し込み真剣にやります。
コンセルバトワールでの音楽の習い事は、必ずソルフェージュも取らなければいけないし、宿題や試験もあり真剣に取り組まないといけないようになっています。
スポーツもプロを目指すくらいのレベルの子は、プロチームの下部組織のクラブなどに所属して頑張っています。