フランスは公立学校に行けば幼稚園から大学までほとんどお金がかからないようになっています。
大学まで授業料が無料というのは本当にすごいことだと思います。
授業料は無料
私立の学校でも日本の私立のような高い学費ではありません。
公立に行けば、幼稚園から大学まで無料で行けるのは本当に素晴らしいですよね。
塾には行かない
塾に行く子はほとんどいません。
行かせようと思ってもあまりない…
そもそも受験がないので、受験対策のための塾はありません。
大学入学は高校の成績とバカロレア(フランス教育省の発行する高校卒レベル認証の国家資格)の結果で決まります。
成績の悪い子が補習目的で家庭教師をつけるというのはわりとあります。
普通は塾も家庭教師もつけないので教育費はほとんどかからないことになります。
給食費
給食費は市に収めることになっていて、世帯収入によって収める金額が違います。
世帯収入が低いと給食費ゼロだったり、一食あたり1ユーロくらいとなっていて、
収入が多いとマックスで一食6ユーロくらいです。
教科書
フランスでの教科書は使い回しです。
毎年新しい学年が始まると各教科の新しい教科書が配られるのではなく、去年の子供達が使っていたものを今年の学年の子供達が使います。
そのお下がりの教科書が配られたら、教科書につけてある透明のビニールのカバーを外し新しくカバーをつけます。
カバー用の透明のビニールのロールが新学期が始まる頃には、スーパーマーケットや文房具店に大量に売り出されます。
文房具
唯一お金がかかるのが文房具代です。
新しい学年が始まる9月。
文房具屋は掻き入れ時です。
大型スーパーマーケットにも文房具売り場が幅をきかせます。
一年間で使う分の文房具のリストが担任の先生から渡されるので、それを持って急いで買いに行き、必要な文房具を用意しなければなりません。
ノートはこの大きさのどのタイプとか、バインダーの種類、色鉛筆の色数とか細かく指定されてきます。
美術で使うスケッチブックや科学の授業で使う白いスモックなども用意しないといけない年もあります。
かなりマニアックな指定だと物が見つからなくて、いくつかの文房具店をハシゴしなければいけなくなったりもします。
通学カバンは指定がないのですが、進級を機に新しく買ったりする子もいるので、9月が一番出費の多い月になります。
それでも、基本的なノートなどは市が購入してクラスに支給したりする場合もあって、家庭の経済的な負担をなるべく減らすようにとの計らいが伺えます。
万年筆のインクを消す特別なペンも売っているのですが、数年前から革命が起こったかのようにフランスで爆発的にブームになったのが、日本製のこれです!
消せるボールペン、フリクションです!
鉛筆のように簡単に消せるボールペンなので、みんながみんな使い始めました。
ノートを取りる時、全て青で書きます。 なんでかな〜?