受験

外国語を英語以外で受けて出願できるセンター試験利用入試

センター試験で英語以外の外国語で受験できる私立大学フランス語ドイツ語受験

今年のセンター試験まであと1週間をきりました。

センター試験では外国語として、英語以外にフランス語、ドイツ語、中国語、韓国語が選択できるようになっています。

センター試験は今年限りで、来年からは大学入学共通テストに変わりますが、フランス語を始めこれらの英語以外の外国語も選べるのは変わらないようです。

英語外部試験の導入や、数学・国語の記述式問題導入の延期など新制度がなかなか定まらない共通テストですが、来年以降も基本的にはマークシート式のテスト形式がしばらくは続きそうですね。

センター試験は国公立大学出願への一次試験として使われる他、多くの私立大学で採用されている「センター試験利用入試」でも使うことができます。

私立大学の「センター試験利用入試」では、個々の私立大学固有の試験を受けることなく、センター試験の成績のみで合否結果を出してくれるので、受験生にとっては良い制度ですが、私立大学の定員厳格化などの要因もあり、センター試験利用入試を「滑り止め」として使うにはかなりボーダーラインが上がってしまっているのが辛いところ…

カテナ
カテナ
この記事ではセンター試験の外国語でフランス語などの英語以外の言語を選択した場合に、どこの大学でセンター試験利用入試を使えるかについてまとめました

来年からの共通テストではどうなるかはわかりませんが、私立大学ごとの傾向はあまり変わらないのでは…と予想します。

 

センター試験の外国語を英語以外で受けるということ

カテナ
カテナ
センター試験の外国語を英語以外で受けるというのはどのような学生がいるのか?
  • 我が家のように英語圏以外の帰国子女や在日外国人で母国語がフランス語・ドイツ語・中国語・韓国語であり、英語で受験するよりも良い点がとれる場合。
  • 一部の私立高校で英語以外の外国語を勉強している場合。(暁星高校など)

英語以外で受ける人は数的には非常に少なく、やはりセンター試験は英語で受ける人が多いようです。

その外国語のネイティブである場合は、やはり高得点が望めるので有利なのですが、

問題としては、すべての大学が英語以外の外国語でも出願できるわけではないということです。

具体的に言うと、GMARCH以上の大学では「フランス語」でセンター試験利用入試を使える大学はいくつかありますが、そのランク以下の大学ではほとんどありません。

上智大学や慶應大学などセンター試験利用入試をそもそも行っていない大学もあり、センター利用を行なっていてフランス語が使えるGMARCH以上の大学は少ないです。

入学試験のやり方は大学によって全て違うので、大事なのは自分の志望校がセンター試験の外国語を英語以外で受験することを認めているかどうか、個別に要項などで必ず確認しなければなりません。

カテナ
カテナ
これものすごく時間がかかります…

 

センター外国語でフランス語が使える私立大学

うちの子たちは理系なのですが

センター試験利用入試でフランス語で出願できる私立大学がそもそも少ないのに、志望学部が理系になると本当に限られた数しかありませんでした。

カテナ
カテナ
主に首都圏の大学について調べています

フランス語でセンター試験利用できる理系の私立大学(首都圏)

理系学部で、センター試験利用入試があり、かつ外国語としてフランス語が選択できる私立大学は…

早稲田大学

東京理科大学

明治大学

立教大学

芝浦工業大学

まあこんなところでした。

少ないですよね。

カテナ
カテナ
GMARCHより下のランクの大学になると理系学部ではフランス語で受験できないところがほとんどとなってきますので気をつけてくださいね

文系でフランス語が使えるその他大学(GMARCH)

文系学部のみ、フランス語オーケーという私立大学もあります。

例えば、青山学院大学文学部の英米文学科以外の学科(フランス文学科、日本文学科、史学科、比較芸術学科)と法学部

立教大学も文学部の文学科英米文学専修は、フランス語を使えません。その他の学部・学科ではフランス語利用が可能です。

法政大学は文系学部のほとんどの学科でフランス語が使えますが、理系学部では英語のみです。

中央大学も文系学部のほとんどの学科でフランス語が使えますが、理系学部では英語のみです。

学習院大学はセンター利用試験をやっていません。

文系でフランス語が使えるその他大学(日東駒専)

日本大学では一部の学部・学科でフランス語が使える場合があります。

専修大学はほとんどの学部・学科でフランス語OKです。

東洋大学では文学部・社会学部・国際学部・国際観光学部・ライフデザイン学部・生命科学部・食環境化学部などでフランス語利用が可能です。

駒沢大学では、仏教学部・文学部・経済学部・法学部でフランス語利用可能です。

カテナ
カテナ
文系ではフランス語でセンター利用できる学部も探せばあるようです。確かな情報は必ずその年の大学の入試要項で確認してくださいね!

 

私立大学のセンター利用試験は厳しい

私立大学のセンター利用試験は、国公立大学の滑り止めとして便利(私立大学に試験を受けにいかなくても良い・受験料は割安)なのですが、ボーダーラインが上がっているので注意が必要です。

私立大学定員厳格化などの影響と、東京大学など難関国公立大学の滑り止めとしてセンター利用試験で受けられるのが、早稲田大学に集中(慶應・上智・ICUはセンター利用なし)するので安全志向の受験生は、東大受験生でも明治などGMARCHレベルの大学に出願します。

結果として、センター利用試験のGMARCHのボーダーは非常に高く90%超えるところもあります。

センター利用試験はGMARCHレベルの大学を狙っている受験生には非常に難しい試験方法となり、私立大学が本命の学生は一般入試頼みということに…

 

 

【まとめ】英語以外の外国語で大学入試をする方へ

センター利用試験でフランス語が使えるところはほとんどの場合、ドイツ語もオッケーですが、中国語韓国語になるとまた別問題で、韓国語だけダメというところもあったりして注意が必要です。

大学入学試験のやり方は、いま大きく揺れていて変更の可能性は大いにありますし、私立大学によって全く違いますので、志望校の調査は早め早めにやりましょう。

英検などの英語外部試験が使える私立大学は多いですが、例えば上智大学などではTEAPによる入試が大きく取り扱われていて有利になったりしますので、どの英語外部試験を受けておくかということで違いが出てくる場合もあります。

  • 英語以外でのセンター試験利用入試で理系学部が受験できる私立大学は少ない
  • 慶應・上智・ICU・学習院はセンター利用なし
  • GMARCH以上のセンター利用試験のボーダーラインは高すぎる

 

カテナ
カテナ
早めの調査と準備が大事ですね

 

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