うちも中学校、高校、大学受験でそれぞれ帰国生として受験させました。
でもフランス語ができるというのは、帰国生受験としてあまりアドバンテージにはなりません。
日本でいうインターナショナルは英語ができるってこと
スーパー・グローバル・ハイスクール指定校、グローバル教養学部、インターナショナル科、グローバル国際学科、・・・
いろいろとグローバルとかインターナショナルとかの単語をつけている学校やカリキュラムが最近は多いですよね。
でも、大体のところでこういうグローバルって「英語の教育に力を入れている」という意味のところか多い気がします…
帰国生受験でも、「帰国生の受験資格」としては、海外に何年以上住んでいたとかなので、資格はあっても、試験内容は「英語」の試験で選抜されることが多いので、いくらフランス語ができていても関係ありません。
海外在住15年、フランス語、ドイツ語、スペイン語のトリリンガルでも英語ができなかったら良い点数は望めません。
まあ、入学試験で全ての多様性に対応した受験方法を用意するっていうのも大変なんでしょうね。
AO入試で自分をアピールしてくださいっていう意見もあるかもしれないけど、そこまで上手に自分をアピールできる日本語の能力や論文力のなさが帰国生の弱点ポイントなんです。
結論を言うと、非英語圏の帰国生がたよれる帰国生入試はあまりないのが現状です。
うちの場合は望んで日本に移住してきたので、日本の学校に普通に通うっていうことが、子供達にはすでに異世界の体験なので、帰国生として取ってくれなかったら普通に公立の小学校や中学校に入れていただければ良いと言う気持ちではいました。
日本に住んで、日本の子供の生活を実体験させたかったので、フランス人学校に行かせることは考えていませんでした。
せっかく日本に移住してきたのに、フランス人としで暮らすのはもったいないので。
ただ、高校からは住んでいれば、入学させてくれるというところはないので、受験勉強させました。日本に住んでいるので、受験勉強せざるを得ないです。
こういう受験勉強も日本の生活と思ってがんばってます。
大変なこともきちんとやって、日本の良いところも悪いところも体験してみないと。
辛い受験勉強も経験のうち!
欧米にお受験はない
フランスには、お受験はありません。
中学も高校もほとんどの場合、住んでいる地域の公立校に行きます。
大学は、高校の成績とバカロレア(卒業資格試験)の点数でいける学校がきまります。
アメリカも、大学の入学は独自の試験ではなく、高校の成績と統一試験の結果や推薦書などで決まりますよね。
そもそも学校独自の試験があってそれを受けに行くなんて、広いアメリカでは現実的ではありませんね。
日本もこういう受験制度を根本的に改められないのかな。
受験のための勉強ではなく、高校でしっかり勉強した人が良い大学にいけるようになればいいのに。
そう簡単にはいかないものなのでしょうか。