フランスでは、高校まで学校給食があります。
金曜日になるとメニューは必ず「魚」なのです。
フランス以外でも金曜日に魚を食べるという習慣のある国はヨーロッパには多いです。
ヨーロッパでは金曜日は魚
理由はキリスト教と関係しています。
今はそれほどこだわってる人は少ないと思うけど、習慣としては引きつがれてきているようですね。
学校給食や社食のメニューでこの習慣が残っていますが、家では各家庭によると思います。
フランスの学校給食
金曜日の給食のメニューの一例を見ていきましょう
給食でもそうなんです。 面白いですよね。
前菜 | ポタージュスープ |
---|---|
メイン料理 | 白身魚のフライ |
副菜 | ラタトゥユ |
デザート | 果物 |
これにパンとチーズがつきます。
内容は簡素ですが、前菜からデザートまであります。
金曜日はこの「白身魚のフライ」になることが多く、魚の種類が若干違っても大体がこれで、子供達には評判があまりよろしくはありせん。
あまり美味しくないようです…
冷凍の魚フライがメインなので毎週だと飽きちゃいますよね。
給食の人気メニュー
普段のメニュー
メイン料理のバリエーションも多くはありません。
ローストチキン
ローストポーク
トマトソース風味の肉団子
ソーセージ
白身魚のソテーかフライ
ハム
こういう感じで、何かしらの肉のソテーか豚肉加工品に副菜として野菜などがつくメニューです。
比べると日本の給食のがバラエティー豊かです。
日本の給食の方が美味しいと、うちの子供達は言っています。
では、フランスの給食で、何が子供達に人気のメニューなのでしょう?
それは!
プレ・フリットです!
プレ(Poulet)は鶏肉のことでフリット(Frites)はフライドポテトのことです。
プレ・フリットは、ローストチキンにフライドポテトを付け合わせにした一皿です。
副菜(付け合わせ)は野菜の茹でたのとかが多いですが、それがフライドポテトになると子供達は大喜びです…
奇をてらわない定番メニューが繰り返される給食メニューなのですが、家での献立を考えるのが面倒なのでこれをそのまま使ってるというママもいましたよ。
普段は料理にあまり労力を使わないのがフランス流なので…
クリスマス特別メニュー
クリスマスになるとクリスマス特別メニューが出されます。
クリスマスといってもクリスマスイブはもうフランスのクリスマス休暇に入っていますので、休暇直前の週に特別メニューが出されます。
この日はちょっとだけ豪華なメニューとなり、メインにターキーのローストやデザートに Bûche de Noël(ブッシュ・ド・ノエル:クリスマスの丸太型ケーキ)がついたりします。
クリスマスメニューの例:
前菜 | 鴨のムース |
---|---|
メイン料理 | ターキーの栗クリームソース |
副菜 | ポム・ドーフィヌ(マッシュポテトを小さなボール状にして揚げた物) |
デザート | ブッシュ・ド・ノエル |
(おまけ) | サンタの帽子 |
レストランのお子様セット
美食の国フランスですが、給食はシンプルでそれほどおいしくはないみたいです…
レストランでも子供の人気メニューはとてもシンプルな一品ですね。
フランスでは、子供達と外食に行くことはあまりしません。
レストランが高いからです。
日本のような子供向けのメニューがあるファミリーレストランはそれほど多くなく、ファミレスでも結構お高いので、小さな子供達を持つ若いカップルの家族での外食は選択肢がないのです。
それでもマクドナルド以外のファミレス的なレストランに行くとお子様セットを出してくれるところがあります。
ほぼどこでも共通して出してくれるのが、
steak haché & frites (ステーキ・アッシェ・フリット)
ステーキ・アッシェはひき肉のステーキのことで、ハンバーグのようなものですが、日本のハンバーグのように手の込んだものではなく、ひき肉を固めただけのようなものです。
冷凍食品としてステーキ・アッシェ10枚入り6ユーロ(780円)くらいから安く売っている定番食材です。
ファミレスの安いお子様セットはこの冷凍食品だと思います…
わざわざ高いお金を出してレストランに行くより家族だったら家で食べた方がゆっくり美味しいものが食べられますからね。