卒業式の服ですが、子供たちは制服があるからいいけど、親は何を着て行こうか悩みますよね。
私がずっと暮らしていたフランスでは、学校の入学式、卒業式はありませんでした。
やるところもあるかもしれないけど、少なくともフランスのほとんどの子供達が通っている公立の小学校、中学校や高校ではそういう式は一切なし。
入学式や卒業式がないだけでなく、始業式、終業式もありません。
式もなければ、学校行事もほとんどないんですよ。
新学期が始まると新しいクラスが廊下などに張り出されて、それぞれのクラスに入り新しい先生に会い、新しいクラスメートに会い、さっそく授業が始まります。
学年の終わりには、打ち上げのクラス会など授業中にあったりはしますが、最終日がおわったらそれで終わり。バカンスだ~。みんな良いバカンスを!さよなら~。って感じであっさりしたものです。
最初はちょっと違和感あったけど、なれればこんなものかという感じで、式の衣装などにも悩むことなくすみました。
学校行事もあまりありません。先生も授業とそれにまつわる準備以外はあまり何もしないので、日本の先生たちに比べてとっても負担は少ないのではないかと思います。部活動もほとんどないですし。
日本の中学校の卒業式
私立か公立によって違う服装のルール
日本って本当に気を使う国ですよね。
特に周りと比べて自分が浮いていないかどうか、子供から大人まで常に気にしていませんか?
娘の通っていた学校では、式の保護者の服装について指定は全くされていませんでした。
ただ一部の保護者の方からの情報によると、親は目立たないように派手な色はだめ、着物も訪問着はだめ、色は何々と伝統的に決まっているとおっしゃっている方がいらっしゃいまして、本当にびっくりしました。
そういう噂を漏れ聞いてなければ、特に気にせず家にあるものを着て済ませようと思っていました。
他校、特に私立の伝統校では、パステル系とか必ずグリーン系とか決まっているところもあるみたいですね。
学校からや父兄会などでアナウンスしてくれると分かりやすんですけど、そうじゃなくて実は伝統は、なんて言われると困ってしまいます。
知り合いのお子さんが通っている中高一貫の私立校などでは、式の服はほとんどの方が濃紺のスーツでいらっしゃっていて、カルチャーショックを受けたという帰国生保護者の方もいます。
間違いないコーディネート
伝統のある私立高校にならって、「濃紺」のスーツ、それも「パンツ」ではなく「スカート」にしておけば間違いないと思います。
でもせっかくならおしゃれしたい、そういう場合は、一応先輩保護者さんに聞いてみると安心ですね。
実際の卒業式
うちの子の学校(私立ではありません)は、フォーマルではあるけれど思ったよりもカジュアルであまり気にする必要はなかった感じでした。
色も特に統一感はなく、人それぞれでした。
当日は他の保護者の服装に注目してあまり嫌な気分にはなりたくないですね。
一応式なので改まった服というのはあると思いますが、あくまで主役は子供達。
新たな門出を祝ってあげたいですね。