私は仕事をしていたので、子供が3歳になるまでは、個人的にベビーシッターを頼んで家に来てもらって子供の面倒を見てもらっていました。
私設の保育所のようなところに預けていた時期もあったんですが、それだと時間がきまっているので、残業でどうしても帰れない時など融通が利かないのでベビーシッターに変えました。
当時旦那は激務で、子供とはほとんど顔をあわさないくらいの長時間労働で育児参加は全く期待できなく、私も責任のあるポジションだったので時間が来たら帰るというわけにもいかず、長時間でも子供を見てくれるベビーシッターさんにお願いしたわけです。
でもベビーシッターさんも長時間労働になるし、私も子供の顔を見れる時間は少ないので悩んでいた時期でした。
3歳になる年には、公立の幼稚園に入れるので、幼稚園に入った後は園の送り迎えやその後、家で子供たちを見てもらうのに同じベビーシッターさんにお世話をしてもらってました。幼稚園に子供が行っている間は家の掃除などの家事をお願いしていました。
フランスの学校の先生は幼稚園であろうと威厳があります!
子供たちの態度がなっていないとしっかり叱ってくれます。
先生は先生。ほかの保育助手さんたちとはちがうのよ。教育者なのよ。というプライドが感じられます。
おかげで、幼稚園でも小学校低学年でもわりとみんな静かに座って先生の話を聞きます。きかないと怖〜い先生からしっかり叱られますから。
でもそれでも手に負えないわんぱくな子供達もいるわけで。
うちの子は赤ちゃんの時から落ち着きのない元気な子でしたから、歩き始めるやいなや、ちょっと目を離したらどこに行ってしまうかわからない子で、公園などに連れて行ってもハラハラした覚えがあります。
2歳くらいまで胴体につけられるひものようなものをつけて、外出したりしていた時期がありました。犬の散歩ひものような…
両手がふさがっていたときなど、勝手に走って道路に出られたりするのでそれが怖くて。
3歳で幼稚園に入園してすぐ、担任の先生から両親揃って学校に来るようにと呼び出しがありました。
それで仕事を調整して2人で行ってみると、まあだいたい想像はついたのですが、
座ってなさいと言っても聞かないんですよ。フランス語もわからないのかも
確かにね〜。先生を手こずらせてるっぽい様子でしたね〜。
幼稚園で両親揃って呼び出された話はさすがに聞いたことなかったので、驚きました。
あと、フランスは幼稚園でさえ、成績表のようなものが出て、生活態度のような項目に「D」が付いていたのにはびっくりでした。普通はA〜Cぐらいの評価に留まるんですが、Dっていうのは落第レベルかしら。
落第はしなかったけど。
今思うと、幼稚園に入るまではやさしいベビーシッターさんと2人きりだった時間が多くてコミュニケーションや他人との関わり方の発達が少し遅れてしまったのかなと、少し反省したりもしました。