フランスのモンペリエ近郊で史上最高温度45.9度を記録する熱波が襲ったというニュースがありましたね。
フランスでは何年かに一度、猛暑、といっても夏中ずっと暑いわけではありませんが、すごく暑い日が続く年があります。
フランス語では、この熱波のことを「canicule(カニュキュル)」と言います。
それにしても45度とは、ちょっと想像できないですね。
日本でも最高温度の記録は、42度くらいでしょうか?
フランスでは、夏は過ごしやすいのでエアコンが家にないうちが多いのです。
45度になると一体どうやって乗り切ったのか心配ですよね!
フランスの気候の特徴
フランスの気候は大きく分けて4区分になります。
海洋性
大陸性
山岳性
地中海性
四季はありますが、1年を通して暑すぎず寒すぎず、全体的には温暖な気候です。
冬には、山岳部では雪が降り、スキーなどのウィンタースポーツが楽しめますが、その他の地域では少なく、パリ近郊では雪はほとんど降りません。
夏は、地中海部で30度を超える場合がありますが、パリでは30度を超えることは珍しいです。
日本よりも湿度が低くカラッとしているので、30度近くなっても蒸し暑くはなく、日陰に入れば過ごしやすいです。
気温が上がりそうな日は、朝から窓のシャッターを閉めておけば外の熱が入ってこないので、部屋の中は涼しく過ごせます。
石造りの壁の家が多く、外の気温が上がっても家の中はあまり気温が高くなりません。
エアコンがないフランスでの熱波対策は、「雨戸を開けずに外からの熱波を遮断する」です!
パリの気温とおすすめの服装
夏
夏は、日中温度が上がっても蒸し暑くはないので快適に過ごせます。
猛暑になるよりも冷夏になる場合の方が多く、夜は気温が下がりやすいので夏でも長袖のガーディガンなど羽織るものを持って行った方が良いでしょう。
春、秋
春と秋は、日によって気温の差が出ることがあるのと、夜は冷え込むことから、上着は必要です。
体温調節ができるような服装を用意しておいた方がいいでしょう。
冬
冬は日本よりも気温が低い日が多くなります。
1月〜2月だと日中でも5度行かない日が多くなりとても寒いです。
厚手のコートや手袋・マフラーなど防寒対策が必要です。
逆に家の中はどこもセントラルヒーティングで暖かいので快適に過ごせます。
フランスと日本の日照時間の違い
パリは、緯度で言えば北海道の札幌よりも北に位置しています。
それでも温暖なのは西岸海洋性気候だからなのですが、緯度が高い分冬と夏で日照時間に大きく差があります。
暖流・偏西風などの影響で気温の年較差が小さく、特に冬は温和で、降水量も毎月平均している
夏はサマータイムが使われていますが、朝の5時くらいから夜の10時近くまで明るいです。
逆に冬は、朝は8時くらいでもまだ暗く、夕方5時には真っ暗になります。
おまけに晴れる日は少なく、どんより曇っている日が多いので気分もちょっと暗くなりがちです。
それもパリの雰囲気を感じられるととらえられればよし。
クリスマスイルミネーションは早いところでは11月くらいからあるのでそれを目当てにフランスに行っても良いかも。
1月はソルドですよ!