新型コロナウィルスはもう中国だけでなく世界各地に広がりつつあって、日本でも感染源の特定できない事例が毎日のように出てきていますね。
いつどこで感染したのかわからない「市中感染」の状態になってきていると言われています。
いよいよマスクが欲しいという時になってどこのスーパーやドラッグストア行ってもマスクは品切れ。
新型肺炎やインフルエンザだけでなく花粉症も辛い時期に入ってきているので
本当に必要な人にマスクが行き渡らないのは残念です。
私も人混みに出るときはマスクをするようにしていますが、うちの夫(フランス人)はマスクをしません。
フランスではよっぽどのことがない限りマスクはせず、マスクをしていると重病人だと思われます。
世界各地でアジア人が差別を受けているという現状?
中国から発生した新型コロナウイルス。
海外でも症例がでてきていますが、フランスでも中国系の方の死亡例がでています。
そういった背景に伴い、
日本のニュースでも、アジア人であるというだけで差別的な言葉をかけれるというような例を耳に挟むようになりました。
例えば、
通りすがりに「コロナウイルス」と言われるパターン。
これは若者のグループなどが冗談のようにからかい半分でいう場合もあれば、
憎しみを伴ったかのような本当に差別的な言い方もあるようです。
言葉で言わなくてもさりげなく避けられてしまっていることも増えてきているようですね。
英ロンドン在住のデービッド・タン(David Tang)さんは、ここ数週間、周りの人々に避けられているとはっきりと気付いたが、怖がる気持ちは理解できるので、冷静に受け止めようと努めていると述べた。
タンさんは、「毎朝電車に乗っているが、先週のある日、私の隣の席が空いているのにみんな立っていた」「笑えたよ」と語った。
実際には、現地の人と全く同じようにそこに何年も住み、同じように生活していても外見がアジア人であるだけで病原菌を持っているのではないかと警戒されるということです。
日本でも中国語が聞こえてくるとちょっと警戒したりする気持ちのならなくもないので、気持ちはわからなくもないですが。
咳をしている人の近くになってしまっても今の時期は心配になりますからね。
きちんとした教育を受けている人はそれを表すのを良しとしないのですが、残念ながら差別感情を持っている人は多いと思います。
わたしの知り合いの在仏日本人からは、とくに差別がひどくなっているとは聞いていないので特別な例がメディアで大きく取り上げられているだけということも考えられます。
マスク不足とマスクの高額転売さらには盗難も
今のようにマスクや手の除菌ジェルなどが全く店頭に並ばない状態というのは異常ですね。
これ日本だけかと思いきや世界的に同じ状態のようです。
やはり中国人が買い占めているからでしょうか?
日本でもドラッグストアに入荷があったとなると行列に並んでいるのは中国の方が多いようです。
香港などでは街の個人商店がマスクを普通に高額販売しているようですね。
日本ではメルカリなどでマスクを高額に転売した例があり、消費者庁とメルカリは適正販売を呼び掛けたが、香港政府が高額販売について言及することはほぼない。
それは香港の伝統として「レッセフェール」(自由放任主義)があるからだ。法律の範囲内であれば自由に経済活動をしていいというわけで「政府は民間の経済活動に口も出さないが、損失を出しても助けない」というスタイルだ。
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確かに、香港は「原理資本主義」的故にマスクも高値を付けるが、「頭にくる」けど頑張れば購入できる値段にする(売れなければ意味がないと考え、高過ぎない絶妙な価格設定をする)。しかも、マスクは街のどこかにあり、安心感がある。
日本では価格は適正で誰でも買えるが、いつ手に入るのかが分からない。しかも、ほとんどの場所になく、その間にマスクを手にしていない感染症潜伏者がウイルスを巻き散らす可能性すらある。
日本では、マスクなどの高額転売などけしからんという風潮。
でも場所をかえればそれは普通なのかもしれない。
それにしても病院の保管場所から大量にマスクが盗まれるなんて事件さえも起こっているという。
私は買い占めと転売には反対ですが、
もうちょっとなんとかうまく必要な人にマスクが行き渡るように流通管理してもらえないものかなと思ってしまいますね。
マスクを買わなければいけないという脅迫観念みたいなものも、少し冷静に考えればメディアに煽られているだけかもしれません。