フランス

【バイリンガル】でもメインの言語の柱をしっかりと作り何を学ぶかが大事

言語

こんにちは。Wide Learning のカテナです。

カテナ
カテナ
アメリカ、イギリス、フランスなどで20年以上くらし、働きながら子育てし、現在は東京で子育てつづけています

うちの子供達は3人ともバイリンガルです。フランス語と日本語で読み書きできます。フランス語のおかげか英語の学習もそれほど苦労はなく得意科目となっています。

バイリンガル教育をする理由

なぜうちの子供達が日仏のバイリンガルかというと、単純に親がフランス人と日本人であるからです。おのずと親戚には日本人とフランス人がおり、コミュニケーションをとるには両方の言語が必要だから、そういう風に育てました。

日本語ができなかったら日本のじいじやばあば、いとこ達とも話せませんし、フランス語ができなかったらフランスの家族と話せませんからとても大事なことです。

3人とも中学校レベルまでくらいの教育は両方の言語レベルでできているので、日常生活をどちらの国で行っても不便ないレベルではあります。

でも子供達の小さい頃は、バイリンガル教育を行うことによってどっちの言語の習得も中途半端に終わってしまうのではないかという不安はありました。

これは子供の個性にもよりますが、バイリンガル教育は言語系学習が苦手な子供にはとくに辛いと思います。

日仏家庭であってもバイリンガル教育は容易ではありません

例えば母親が日本人で父親がフランス人でフランスに住んでいる場合、母親ががんばって日本語を教えようとしていても幼稚園に通う年齢となり、現地のお友達ができると発する言葉はフランス語のみとなり、年齢が進むにつれて日本語に触れる機会は少なくなっていくので片言の日本語しか話せないようになってしまうことはよくあることではないかと思います。

日本に住んでいる外国人の子供も小さい時から日本にいれば日本語しか話せないという人もいますよね。

バイリンンガル教育は親の決意が大事

やっぱりここでは、親の決意と努力が必要です。

現地の学校に通わせながらも週末には家から遠い日本語の補習校に通わせ、宿題もきちんとやらせる。家でも日本語の会話を忘れないように必ずネイティブの母親からは日本語で話し日本語で返すように徹底する。余裕があれば長いフランスのバカンスの間は日本の祖父母の家に行かせて日本語に触れさせ、日本の小中学校に体験入学させる。など日本語の習得にたゆまぬ努力をしてきている保護者の方をたくさん知っています。

バイリンガル教育は幼いうちから

幼いうちからバイリンガルの根っこを育ててあげるのはとても大事だと思います。

また言語だけではなく、家族のバックグラウンドとなっている2つの国の文化をきちんと体験して知るということは、私たちにとってとても重要なことでした。

バカンスの時にいつも行く楽しい国というような、旅行者目線ではなく、長く生活してみなければわからない良いところも悪いところも知ってもらいたいという願いがありましたから、日仏どちらの国でもある程度の年数をかけて生活し学校に行き働くという事が必要かなと思っていて、今それを実現しています。

 

 

メインの言語でより深い学習を

ある程度成長しバイリンガルの基礎ができ、高等教育に入っていく年齢になったら、どちらか柱となる言語で勉強をしていくことになると思います。

メインの言語は環境によると思いますが、それはどの言語でもかまわないでしょう。

うちの子供達の場合は、今は日本在住で日本の学校に通わせているので柱は日本語ということになります。

今後は自分の勉強したい事、やりたい事を見つけ学んでくれることを望んでいます。

バイリンガルはすばらしい能力ですが、それ以上に大事なことがたくさんありますから、それらを発見していってくれればなと思っています。そしてもっと深い内容の事柄を理解し会話できる年齢になったてもバイリンガルでいてくれると良いなと思っています。

 

 


 

関連記事