パックの日には家族が集まって、ご馳走を食べたり教会の特別なミサに行く人もいます。
特にカトリック教徒の多いヨーロッパの国、フランス、イタリア、スペインなどは、復活祭はとても大事にされています。
「復活祭」は、イエスの復活を祝う日として明るいイメージがあり、春の始まりでもありますから、長い寒い冬の終わりを祝う日として愛されているのです。
フランスの冬は寒くて長いですが、パックを迎えるとようやく暖かい日がくるような気になり嬉しいものです。
パックの月曜日は祝日で、会社や学校が休みになります。
学校は、フランス全土を地域で3グループにわけてバカンスのスケジュールが決まっていますが、春のバカンスは「復活祭(パック)のバカンス」とよばれ、2週間学校が休みになります。
フランスのパック(イースター)の過ごし方
子供がいる家庭はこんな感じで家族の楽しいイベントがあって、イースターのお料理を家族で食べて静かに過ごすお休みになります。
2週間のパックのバカンスに入る前には、先生が生徒たちへ「くれぐれもチョコレートを食べ過ぎないようにね!よいパックのバカンスを!」といって授業を終えます。
実際大量のチョコを食べ過ぎで具合が悪くなる子供がいるみたいなので…
パックは楽しいイベント
日本では、ハロウィーンなんかは仮装のイベントをメインにかなり認知されてきましたね。
イースター(復活祭)はそれほどでもないですが、ディズニーなどのテーマパークでは、特別なパレードや飾り付けがされるなど少しづつ日本風にイベントとして取り入れられてくるのでしょうか。
フランスでは、パックが近づくとパン屋さんやお菓子屋さんスーパーマーケットにもパック用の卵のチョコレートや、鶏やウサギの形をしたチョコレートが所狭しと並びます。
チョコレート専門店もパリにはたくさんありますが、パックの時期はかなり本気のチョコレートのディスプレイが飾られ見るだけでも楽しいですよ。
子連れの旅行でこの時期にパリを訪れる機会がある方は、一般の方の参加もできる「卵探し」のイベントが行われていることもあるのでチェックしてみてください。
シャンゼリゼ通りの公園でもイベントを行っていたこともあります。