世界の共通言語といえば、英語と言って差し支えないでしょう。
英語は非英語圏の国では第一外国語として勉強されている場合が多いと思います。
日本に来た外国人との会話は主に英語になりますよね。
日本の義務教育で受けられる外国語は英語であるのと、ほとんどの非英語圏の国でも英語が学ばれているので当然といえば当然です。
日本に観光に来ている外国人から英語で話しかけられた時、その外国人は必ずしも英語ネイティブではないかもしれません。
それでも日本人よりも英語がうまいような気がしませんか?
非英語圏と言ってもスウェーデンやオランダなどはネイティブ並みに話せる人が多いです。
不思議ですよね。
理由を簡単にまとめてしまいます。
英語を学び使いやすい環境
言語系統が似ている
スワーデン人が英語ペラペラな理由
子供の友達にスウェーデン人がいたので聞いてみたことがあります。
小学生のうちから英語は聞き取れてある程度話せていた様子だったので、どうして英語が上手なの?って。
理由は、「テレビ」だそうです。
スウェーデンでは英語の番組や映画が人気で普通に字幕で沢山放送されていて、自然に英語のテレビ放送を見て育ったので英語はわかるらしいです。
スウェーデン語自体も、英語と似た語彙が多く、発音もしやすいらしいです。
特に勉強もしなくても自然と英語がペラペラになるのですからうらやましいですね。
でもそれは、言語がある程度似ているからでしょう。
フランス人の英語学習
フランス人の場合はちょっと違います。
発音もフランス人が英語を話すとかなりきつい訛りが出ます。
英語の映画も字幕で見る慣習がなく、映画館でもフランス語での吹き替えがメインです。
フランスでも小学校の時から少しだけ英語を勉強しますが、本格的に英語を勉強するのは中学生になってからです。
フランスは小・中・高が5・4・3年制なので、中学校の1年生が日本の小学校6年生にあたります。
この年から本格的に英語を勉強し始めますが、いきなり英語の本を読み始めます。
フランスでは先生がテキストを自由に選べるので、ある程度先生の好きなように授業が進められていきます。
テキストをほとんど使用しない先生もいます。
日本のように、教科書に沿って習う文法の順番が決まっていて新出単語がリストアップされてそれを覚えていくようなやり方とは全く違います。
フランス人は自分の言語、フランス語の文法を、小学校からしっかり学ぶので、英語も文法はそれほど詳しく基礎から教えなくても理解が速いのではないかと思います。
ですので、フランス人はどんどん難しい英語の原書を読み進み、あっという間に日本人のレベルを超えていくのです。
多言語環境のヨーロッパ
ヨーロッパの他の国もそうだと思いますが、フランスでは読解と会話を中心に英語を学習していきます。
日本のように文法を順序立てて勉強し単語を暗記する勉強法ではなく、読んだり話したりを続けていく中で自然と文法や語彙を身につけていきます。
英語会話を上手くなるには、あとは環境と度胸の問題でしょう。
ヨーロッパはEUができてから国をまたいでの行き来がより簡単になったのと色々な言語の国同士が隣接しているので、英語を共通語として使う機会が多く、勉強をしている人は気軽にその現地の国に語学留学をする環境もあります。
英語が上達したいならいくらでもできる環境があるということです。
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それでも全ての欧州人が英語がペラペラというわけではもちろんありません。
日本に来ている外国人で、変な英語を話している訪日外国人はいっぱいいます。
実は語彙レベルは英語の得意な日本人よりもずっと低いかもしれません。
でもコミュニケーションは語彙量の問題ではありません。
相手の言葉がもし理解できなくても、分かりたいという気持ちがあればなんとか通じるものですよ。
まとめ
英語と根本的に文法の違う日本人は、文法はしっかり勉強する必要がある
英語に触れる環境の乏しい日本人は、なるべく年齢の低い時期から英語を聞いたり話したりする機会を無理矢理にでも作る
少しでも英語を覚えたら積極的に使っていこうという度胸が大事
積極的に学ぼうとする姿勢が大切ですね。