グッドラック(Good Luck)はもうカタカナ英語として市民権を得ていますね。
でも私は中学生になるまで意味がわかりませんでした。
友人から何かのメッセージで Good Luck ! と書かれて、なんだこのフレーズは?なんかちょっとかっこいいぞ!と思った記憶があります。
日本語でのグッドラック
日本語で「グッドラック」を使う場合のシチュエーションってなんでしょう。
話し言葉で使う人はあまりいませんね。
日本語では使うとしたら、寄せ書きなどに書いて、文字通り今後の「幸運を祈る」などの気持ちをこめて使うことが多いのではないでしょうか。
日本語で「幸運を祈る」と書くよりは、カタカナか英語で「グッドラック(Good luck)」と書いた方がスマートです。
そして、本当に「幸運を祈る」意味以外の含みは無いように思います。
グッドラックの本当の意味
英語で Good Luckがつかわれるシチュエーションは…
うまくいくといいね
英語をそのまま訳すと
Good Luck = 良い運
なのですが、
実際のところは、「良い運が訪れますように」という漠然な幸運への願いを込めているというよりは、なにか行動を起こそうとしている人に向けてそれが「うまくいくといいね」の意味で使われることが多いです。
例えば、新しくお店をオープンする計画を立てている友人に対して、「グッドラック!=計画がうまくいくといいね!」の意味で使います。
I’m planing to open a restaurant .
レストランをオープンしようと思ってるんだけど
Wow, Good luck !
すごいね、うまくいくといいね!
頑張ってね
「うまくいくといいね」とだいたい同義かもしれませんが、日本語でいう「頑張ってね」とまさに同じようなニュアンスで使うときがあります。
例えば、明日大事なテストがあるので勉強しているという友人には、「勉強頑張ってね、いい点数とれるといいね」のようなニュアンスで、グッドラックと言います。
I have to work because tomorrow is the exam day.
明日試験だから勉強しないといけないんだ
Good luck!
頑張って!
ちょっと皮肉をこめたグッドラック
ちょっと無理、ばかばかしいと思われる何かに挑戦しようとしている人に向けて使う場合は、皮肉をこめて使います。
例えば、将来は孫悟空になることを目指しているというような人がいたら?
グッドラック!=「まあせいぜい頑張ってね!」
というようなニュアンスになります。
I want to became a Songoku.
孫悟空になりたいんだよね
Good luck…
まあ頑張って…
フランス語でのグッドラック
フランス語でもまさに「Good Luck」に当てはまる言葉があります!
Bonne Chance (ボンシャンス)です。
グッドラックと同じような場面で使えます。
Chance(シャンス)は、フランス語では「幸運」の意味で、英語の「luck」と同義です。
英語でのChance(チャンス)は、「好機、機会」という意味になるので、それと同じ意味のフランス語は、opportunité(オパテュニテ)です。
ちょっとややこしいですね。
Bonne Chance にも、「うまくいくといいね」と肯定的な意味、「せいぜい頑張って」と皮肉をこめた意味の両方があるので、シチュエーションによってニュアンスが違ってきます。
「テストを頑張ってね」の意味で使いたい時は、
Bon Courage(ボンクラージュ)の方がより正しいかもしれません。
Courage(クラージュ)は、「勇気、度胸」という意味なので、ちょっとした困難に立ち向かおうとしている人に向かって、「頑張ってね」「うまくいくといいね」という意味で使います。
こちらもやはり、目標がばかばかしく思える場合は、皮肉をこめて使うこともできます。