日本人が海外に行く機会も多くなり、若いうちから海外で学ぶ人、働く人、また老後の海外移住を考えている人が多くなってきましたね。
現在は日本で住んでいますが、振り返ってみて海外に住むことの何がデメリットだったかを個人的な感想ですがまとめてみました。
海外移住のデメリット
海外の治安の悪さ
日本は安全な国だと言われていますが、海外移住するとそれを実感すると思います。
日本人ほど赤の他人を信用する国民はいないと思います。
私は海外に住んでいた時、一歩家の外に出ればいつ危ない目やスリや強盗などに合うかもわからないし、なにか揉め事に巻き込まれないかと常に気をつけながら生活していました。
フランスのパリ郊外の比較的治安の良い地域に住んでいてもですよ。
家の防犯設備はもちろん、少しでも外に出かけるときは一階の雨戸を締めるなど徹底し、家に帰っても玄関の鍵は掛けるようにしていました。
空き巣に入りやすい家というものはあるようで、お隣さんは何度も空き巣に入られていましたし、お隣のお子さんが空き巣と鉢合わせしてひやっとしたこともありました。
ストやテロも多いので、暴徒化した場合、とばっちりを食うこともあります。
家の前の道で車が燃やされたのを見たことがあります。
一見優秀な生徒の集まった学校であってもドラッグの売買があるという噂も聞きます。
海外移住は不便
1分と狂わないことが普通の公共交通機関。
徒歩圏内に24時間必需品や食べ物を購入できるコンビニやスーパー。
お役所の手続きや学校だって外国に比べたらすんなり効率的に手続きがすすみます。
(システム自体がいいとは言いませんが)
決められていることをテキパキこなすのは日本人の得意技ですからね!
家族や友人と離れてしまう
これは精神的につらいと思います。
たとえば、家族に不幸があったとしてもすぐには駆けつけられません。
友人の結婚式などがあっても参加できなかったり、徐々に疎遠になっていきます。
距離的に何万キロも離れているし時差はあるし親しい人と常に距離感を感じている心的ストレスがあります。
永遠の疎外感と老後の不安
日本だと「あうんの呼吸」だとか「以心伝心」だとか、同じように育ってきた環境がバックグラウンドに意思疎通を期待されるものですが、海外にそれはありません。
思っていることは口に出して説明しなければならないし、説明したからといって理解されるわけではないです。
海外では習慣やバックグラウンドは人によって全く違う。
それから、いくら現地の言葉がうまくなって友人がふえても所詮は自分は外国人。
微妙なニュアンスを現地の人と分かりあうのは難しい場合が多いし、言語の壁もそう簡単に超えられるものではありません。
海外在住期間か長くなればなるほど疎外感は少なくなるかもしれませんが、消えないものでもあります。
年齢があがるほど、在住経験が長いほど、老後は日本で過ごしたいと思う人が増えてくるのも事実です。
その他フランス以外の国では
あとこれらはフランスでは比較的良いですが、移住する国によってはデメリットとなると思います。
- 衛生環境
- 医療レベル
- 水・食の安全
- 食べ物が美味しくない
- 年金などの将来設計
こんなにデメリットを書きましたが、個人的には海外移住はメリットの方が多いと思います。
メリットに関しては別途まとめますね!